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感謝は言葉と心を伝える

 

こんにちは。

 

「有難う」は、有ることが難しいという意味から、「めったになく、もったいない」という感謝の言葉に転じました。

敬虔な心持で、感謝の意を相手に伝えます。

「ありがとうございます」がいつもたくさん聞こえるといいですね。

きっと、この星が笑顔あふれる幸せな毎日となることでしょう。

「ありがとう」の反対の言葉をご存知ですか?

今日は坂東眞理子さん監修の本「礼儀作法としきたり」のお話しをお楽しみください。

 

感謝の言葉を忘れない

 

円滑な人間関係には、お互いに感謝する心がたいせつです。

そして、おりにふれて、その気持ちを心からの言葉や態度であらわすことです。

何事に対しても感謝できる人は、それだけで幸せです。

あなたのためになにかをしてくださった人がいて、「ありがたい」言葉を自然に口にすることができるのですから。

とくに深い思いと、あらたまって感謝の意を伝えたいときは、「ありがとうございます」という言葉に代えて「ありがたく存じます」を使います。

何かをしていただいたときは、お礼の言葉に加え、「恐れ入ります」と謙虚な気持ちをあらわしてもよいでしょう。

 

礼状を習慣に

 

感謝は口にするだけでなく、書状にしたためてもよいでしょう。

相手に感謝の気持ちを記すことはたいせつです。

それが礼状です。

一筆箋や簡単なカードでも、一言お礼の言葉を書く習慣をつけたいものです。

気のきいた言葉や達筆な文字でなくとも、ていねいに書いてあれば、相手に気持ちは伝わります。

あまり間をおかず、うれしいとの気持ちを書いて送ります。

手紙は玉梓(たまずさ)と呼ばれます。

万葉集の時代においては、人に言葉を伝えるには、霊力のある梓の木の枝に託し、使者に口伝で運ばれたとされます。

やがて平安時代になり、紙の漉き方によって厚様、中様、薄様の区別がなされ、恋文には薄様の色紙に歌を詠み、祈り枝に添えて届けるものとなりました。

 

ありがとうございます。

 

「ありがとう」がいっぱいの毎日なのに、言えない時が。

逆に恨みや妬みになったりすることも。

これが人間の性、現実の世界なのかも。

「ありがとう」が「ごめんなさい」になってしまう。

嫌ですね。

人生、命、最後の時まで毎日が修行の道かもしれません。

考える力をいただいた生き物だから悩み苦しむことも、喜び嬉しいこともたくさんあるのでしょう。

そんな中でも、「ありがとう」って笑顔で楽しく過ごせる自分でありたいです.

周りの人たちにも気持ちのいいエネルギーを送れるように。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

「こころ」が寂しくなったときは浄住寺にお越しください。

のんびりお庭を見ていただくのもよし、私で良ければ世間話しをしましょう。

 

急に寒くなってきました。

季節の変わり目、お風邪を召されませんようにお気をつけくださいね。

 

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