正月事始め 煤払いに松迎え
今日は正月事始め
こんにちは。
今日は正月事始め。(12月8日の事始めの日に正月準備を行うところもあります)
もうそんな時期になったのですね。
あっという間!早い!
昔は(いつまでかな?)年末年始の準備をする日です。
煤払いをして、松迎えを行います。
煤払いは大掃除です。
今日の夜のTVで東大寺の大仏さまの煤払いの映像を見るかもしれませんね。
松迎えとは正月に飾る門松やお雑煮を炊く薪を山へ取りに行きます。
(「武家煤払いの図」喜多川歌麿 画)
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なぜ?12月13日?
12月13日に制定されたのは江戸時代の事。
江戸時代の初期まで使われていた、宣明歴(せんみょうれき)では12月13日の二十七宿(にじゅうななしゅく)は必ず「鬼宿日(きしゅくにち)」になりました。
婚礼以外のことならすべて運勢のいい「大吉」だとされていました。
そんな目出度い大吉の日だから正月の「年神さま」を迎えるのに最適な日として、この日から準備を始めるようになりました。
この12月13日は旧暦で考えられていましたが、新暦に変わった今でも変更されずに残されています。
でも多少の季節のズレはありますね。
(旧暦と新暦、昔の暦と今の関係、もっと学ばないと、ずれなど分からないことが多い・・・どなたかちゃんと教えてください。)
(絵:楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)画『千代田之大奥 御煤掃』 三枚続 1895年(明治28)国立国会図書館所蔵)
煤払いは妖怪除け?
煤払い、大掃除のことですね。
新年を迎えるにあたって、年神さまを迎えるにあたって、ふさわしいように家の内外を清めるという風習です。
平安期に宮中で「煤払い」として始まったとされます。
昔は火種が薪や炭だったので、天上や壁についた煤の汚れを落とすことが大掃除だったのでしょうね。
竹竿の先に藁を取り付けた「煤梵天(すすぼんてん)」という道具を使って、高い所の煤を払う習慣もあります。
鎌倉時代以降は、禅宗の修行の一貫としてひろまったのも相まって寺社仏閣に「煤払い」の風習が広がりました。
江戸時代には江戸城の煤払いを12月13日に行ったので、庶民にも年の瀬の行事として広がりました。
平安時代にはすでに年末に古い道具類を捨てるという風習がありました。
御伽草子などの古典には年の瀬(立春前)に捨てられた道具類の様子が描かれています。
道具類は100年たつ(99年を越えてつかうと)と付喪神(つくもがみ)という「あやかし(妖怪)」に変化して怪異をなすと言われ、そのために古い道具を年の瀬に捨てるといった風習となったのだとか。
九十九を「つくも」と呼ぶのもこのあたりが由来といわれています。
お歳暮もこの日から
お歳暮がこの12月13日から贈るってご存知でしたか。
お歳暮の諸説には色々ありますが、嫁いだ娘が「お正月にご先祖さまの霊にお供えしてください」と実家へお供え物を贈った事が始まりといわれています。
これがやがて日頃お世話になっている人への贈り物になったのですね。
お歳暮を12月13日から贈るのは、この名残りなのですね。
ありがとうございます
四季折々の年中行事。
今ではなくなってしまった年中行事もたくさんあります。
それぞれに古からの言い伝えがあり、神と自然とつなっがっていました。
それらは、素敵な日本人のこころを育み、豊かな人生をもたらしてくれていました。
大切にしたいことがたくさんあります。
正月事始めの今日、心の大掃除、「我」なるものは捨てて、本当に大切な思いを磨いてみませんか。
もちろん私も。
そう、京都祇園では、芸妓や舞妓が芸事の師匠やお茶屋を訪れて、あいさつする習わしは有名ですね。
私も師匠にご挨拶に行かなければ。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
ん?浄住寺の煤払いもしなければ!
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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