神さまの懐と温泉
神さまは身近にいらっしゃいます
こんにちは。
寒い寒いといっても仕方がないこととは知りつつ「寒い」と口走ってしまいます。
こんな寒い夜は温泉です。
「ざぶー」って浸かってホカホカになりたいですね。
さて、今日は神さまと温泉のお話し。
神道研究家の藤原美津子さんがWAGOに書かれていた記事から「日々「神の懐」に抱かれる」のお話です。
「神さまは遠い存在のようで、実はすぐ身近なところにもいらっしゃいます」と。
誰でも感じ、その力を頂くことができる神さまのことをおしえていただきます。
ありがとうを世界中に
Arigato all over the World
「神の懐」とは?
日本人は、昔から温泉好きですね。
温泉に入って、美味しいものを食べるだけでなく、病や傷を癒すためにお湯の力を借りています。
持統天皇の御台に温泉によって多くの病者を治療したという記述が「日本書記」に書かれるほどに、日本人は古くから温泉を利用してきました。
また、「お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ」と歌われるほど効能があると言われる草津の湯、ガンなどの難病の方も通う玉川温泉、熊野の湯の峰温泉には小栗判官蘇生の湯と言われるつぼ湯があります。
「火(カ)」と「水(ミ)」を合わせると「カミ=神」
では、なぜこんなに効能があるのでしょうか?
そして、神さまとはどう関係があるのでしょうか?
温泉は、ひよ水の力が合わさって生まれます。
「火(カ)」と「水(ミ)」を合わせると「カミ=神」。
火の力と水の力が合わさって出来たお湯、湯船は「神の懐」と言えます。
だから温泉地には、神さまを祀っているところがいくつもあります。
お参りしてから温泉に入ると、温泉の効能も何倍も大きくなるはずです。
ですが、温泉まで出向かなくても、日々「神の懐」に抱かれることはできます。
これをすると、自宅で日々神さまを感じて生きること、、一日の終わりに神さまに抱かれてから休みことができます。
それがお風呂です。
湯船は「神の懐」なのです。
「神の懐」に入るには?
普通お風呂に入るとき、かけ湯をしてから入りますね。
その時には、浴槽を汚さないようにという意味で身体にお湯をかけます。
でもそれだけだと「キレイになるのは身体だけ」、それでは「神の懐」には入れません。
その時に「身体も心も、キレイに」と思ってお湯をかけると、身体だけでなく心もキレイになります。
そうすると「神の懐」に入れます。
人は一日のうちには、イライラすることがあったり、怒りが治まらなかったり、怒鳴ってしまったり、また不安でたまらなくなったりするとこもあります。
その「心」をゆったりさせる。
胸のつかえをさっぱりと取る。
だから「身心共に清まれ!」と言って、お湯をかぶって下さい。
身も心も清まります。
さらに「身心霊共に清まれ!」と言ってかぶると、「身体も、心も、魂も」清まります。
迷いや不安を吹っ切ってください
かけ湯をした後は、「神の懐」に入る気持ちで湯船に入って、ゆったりとくつろぎ「神さま、今日もありがとうございました。」と手を合わせて下さい。
なかには、大事な仕事に挑むときに、毎日、頭から五十杯もかぶった人がいます。
夜、目が覚めて眠れない時にも、再度「身心霊共に清まれ!見心霊共に清まれ!」と言って迷いや不安を吹っ切り、そして湯船でゆったりとする。
普段不安な時には増えるお湯の量が、増えることなく乗り越えられたそうです。
「明るい心、おおらかな心、暖かい心」で臨んだ時、対人関係もうまくいけば、仕事も前に進んでいきます。
人は強いようで、弱いから
人は強いようで、弱くて、迷いや悩みが本当に心の大半を占めて、心の動きが止まってしまうこともあります。
そして、その人の本当の良さや強さが全く出てこなくなってしまう時もあります。
だから日々心の迷いを吹っ切って、「神の懐」に抱かれる。
すると新しい力が湧いてくるはずです。
日々神を感じて、その力を頂いて生きる。
神さまは、遠いところだけでなく、こんなに身近にいてくれるのですね。
ありがとうございます。
神さまは身近にいらっしゃるのですね。
「火(カ)」と「水(ミ)」を合わせると「カミ=神」。
なるほど!
今まで身体の汚れを落とすだけのつもりでかけ湯をしてましたが、心を清めることもしなければ。
湯船につかってほっこりするのは、神の懐に入れるからなのですね。
これ以上にホッとすることはないですね。
そうだ、私の知人にお風呂が苦手、シャワーだけという人がいるから、このお話を教えてあげなくては。
ちゃんとお風呂に浸かって、神の懐で一日の疲れを癒してもらえばいいよって。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
藤原美津子さま、素敵なお話をありがとうございました。
参考
日本は温泉大国。温泉を楽しむためのマナーについて。
日本三古湯をご存知ですか。温泉の歴史に触れてみましょう。