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地泉庭・枯山水 日本庭園にみるおもてなし  

日本庭園とはどんなの

こんにちは。
今月末の連休のご予定はたってますか?
今年の連休、日本庭園めぐりはいかがでしょうか。
さて、日本庭園はいつごろから造られていたのでしょうか。
平成11(1999)年、奈良県の飛鳥川のほとりに大きな地泉庭(ちせんてい)が発掘されました。
これが7世紀後半、飛鳥時代の遺構であることが判明しました。
つまり、飛鳥時代にはすでに池を擁した庭園が造られていたようです。
当時の人たちは何を想像して庭園を造ったのでしょうね。

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日本庭園ブーム

19世紀末に起きたジャホニズムによって海外にも日本式庭園がブームとなりました。
海外で開催された万国博覧会で、日本庭園が政府や民間企業によって数多くつくられます。
また日本から日本の庭師や大工を招いて自宅に日本庭園をつくる人も増えたそうです。
20世紀から21世紀にかけて、日本食や日本ブームが再びブームになると、日本庭園の人気もまた再燃して欧米諸国だけでなく海外のあちこちにつくられています。

 

さまざまな様式の日本庭園

日本庭園とひと口にいっても、時代によってさまざまな様式と種類があります。
平安時代には寝殿造りの池泉を設けたり石や木を植えてつくる大規模な庭が登場し、平安時代末期には京都の平等院に代表される極楽浄土を表現した浄土式庭園が登場します。
武家時代になると、龍安寺の石庭に代表される枯山水の庭がつくられました。
枯山水は水や池、木々はなく、ただ石を敷き詰めただけで山や水の流れを表現した幽玄閑寂な世界です。
江戸時代には広大な屋敷の中に、大きな池泉の周囲に複数の茶室を設けた池泉回遊式庭園が登場します。
金沢の兼六園、京都の桂離宮の庭園、東京の小石川後楽園、清澄庭園などが知られています。

 

日本庭園の精神性

これらは儀式が異なる多種類の日本庭園ですが、その作庭には共通する精神性が流れています。
それは石、木、水の配置は、ただ単に美しさのために配慮されただけではなく、それらによって日本人の精神世界が表現されていることです。
龍安寺の石庭などは狭く四角い空間に石が敷きつめられているだけですが、不思議な石の配置がなぜか人の心を魅了してやまないです。
この庭には池も木もないですが、石だけで日本人の精神世界や宇宙観を表現しているといわれています。
狭い空間だが、石庭に静かに向き合うと、心が落ち着き、鎮まるものです。
日本庭園はそのしつらいで訪れる客を静かにもてなしています。
海外から石庭を見に訪れる人も多く、不思議な空間にみな魅了されています。
茶道や華道、禅の仏教的思想とも関連した日本独自の精神世界なのです。
いま、日本各地にある温泉旅館などでは、四季の自然を取り入れた日本庭園をしつらえて客を迎え入れることで、最上級のおもてなしをしようと努めています。
庭によって一つの精神世界を表現した発想と工夫は日本が世界に誇る文化ですね。
参考:身につけよう!日本人のおもてなしの心

 

ありがとうございます

日本庭園の池は、海や川を表現しています。
すなわち、岩が池の中にあれば島となり、水際に並べられると荒磯になるのです。
浅い池に角の取れた石を複数置いて浅瀬を表現したり、場所によって岩の数を変えることで上流部分から下流部分を表現することもあります。
池泉庭園はさまざまな表情を持っています。
作庭者がどのように表現したかったのか、自分にはどのように見えるか想像してみることも日本庭園の楽しみかたですね。

日本の文化はやっぱり素敵ですね。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
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