桃鶴(ももづる) 家紋研究家 森本勇矢さん
桃鶴(ももづる)※創作紋
あかりをつけましょ…ぼんぼりに…
おはなをあげましょ…もものはな…
桃の節句ということで今回は桃紋をピックアップ。
桃は中国原産のバラ科の落葉小高木。夏に水分の多い甘い果実を実らせる。
語源には真実(まみ)、燃実(もえみ)からの転化や多くの実をつけるとして百(もも)とした説などがあるがはっきりしていない。
日本ではお伽噺の桃太郎が有名。
『古事記』では伊弉諸尊(いざなぎのみこと)が黄泉醜女(よもつしこめ)に桃を投げつけ退治し、桃に大神実命(おおかむづみのみこと)の名を与えた。
中国神話では西王母の住処に三千年に一度実る桃を食すと不老不死が得られるとし、中国では千木・千果と呼ばれ、邪気を払う木であり、不老長寿の果実とされた。
主な使用家:神尾氏、町野氏、坪崎氏、野中氏、飛田氏など
彩紋シリーズではなるべく紋帖や文献などに掲載される紋をメインとしている。
今回は珍しく私の制作した創作紋。(シンガーソングライター天野月さんをテーマにした紋を制作した以来)
これまでの流れは擬態紋の鶴をテーマにしてきていたので、その流れを切る訳にはいかないと、急遽制作してみた。
かなりのやっつけ仕事なのでクオリティの低さは否めない。
桃を鶴の尻と見立て、羽を葉で表現。
先日開催されたカルネロに参加された方々は「尻」と聞いて、私か大納言ハピ子さんを思い出すことであろう。。。
(2017年3月3日 Instagram投稿)
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