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「恵比寿講」 日本中の神さまが出雲にいかれたから恵比寿さまなのです

 

留守を守る恵比寿さま

こんにちは。
今日は恵比寿講。

七福神にも数えられる恵比寿さま。
恵比寿講は、神無月で日本国中の神さまが出雲へと出払ってしまった留守を守るこの神に、商売繁盛を願う行事です。
鯛を抱え、釣竿を持った姿の恵比寿はもともと海の向こうから来た漁業の神さま。
次第に市場の神、商売の神としてあがめられていきました。
商家ではこの日、座敷に恵比寿さまの掛け軸を掛けて尾頭つきの鯛や大福帳、現金などを供えます。
神前では家族や店員たちが、品物を千両や万両という大きな値段で売り買いしてみせるユーモラスな所作が行われ、商売繁盛の縁起をかつぎます。

留守番をしている恵比寿さまは、家族が出かけたあとの家を守る母親のような存在。
そのため、他の神さまたちよりも身近に感じられ、一般の家々でもかまどの神としてたいせつに祀られます。

 

漁業の神に幸せを祈る

神無き月の留守を預かる福の神、恵比寿さま。
海の彼方からいらした漁業の神さまにあやかって、新鮮な海の幸が食卓を彩れば食する人も恵比寿顔になりますね。

それでは今日は美味しいお魚の見分け方を。
1.魚選びは目が基本、透き通って濁りがなく、黒目がはっきりしたもの。
2.いきいきとしたツヤがあって色鮮やかで、模様がしかりしたもの。
3.弾力があってふっくらしたハリがあり、形がよいものは美味しいです。
4.えらぶたの内側が美しい鮮紅色で、しっかり閉じているもの。

お魚は新鮮さがおいしさに直結します。
切り身を選ぶときは身が青光せず、汁の出てないものを。
なにより、信頼できお魚屋さんがあるといいですね。

ありがとうございます。

明日は十三夜。
恵比寿さんと一緒に後の月、栗名月を愛でるのもおつかも。

はい、それでは七福神いえますか。
正月を前に改めてお勉強。
恵比寿さんに大黒天、毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋尊、弁財天の七体ですよ。
七福神の信仰は、室町時代の末期ごろに始まり当時の庶民性に合致して民間信仰の最も完全な形となって育てられました。
特に農民、漁民の信仰として広がり現代にも生き続けてきました。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
恵比寿さま、これからもみんなが笑顔いっぱいの毎日を送れますようにお願いしますね。

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