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日本に最初にお香の調合を伝えた人物 

岩佐喜雲さんのお話し

こんにちは。
私の財産、それは素敵なご縁をいただいた方々。
そんな方々のお話しをここでご紹介させていただけたらと思います。
今日は香想師の岩佐喜雲さんの、もちろん香(こう)のお話し。
みなさん香(かおり)を楽しむときはありますか。
近いうちに岩佐さんと一緒に香を楽しみましょうね。
今日のお話しは、日本に最初に香の調合を伝えた人のお話しです。

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鑑真和上

日本に最初に伝わってきたお香は沈香ですが
お香を調合する技術を伝えたのは鑑真和上です。
歴史の教科書でも登場する律宗の開祖です。
鑑真和上は日本に渡ってこようとして5回も失敗して 6回目にようやく辿り着けました。
危険を冒してまで、仏教の戒律を日本に伝えて下さった人物です。

1回目  日本へ行くことを嫌がった弟子のせいで失敗
2回目  暴風のせいで失敗
3回目  密告により失敗
4回目  弟子が鑑真の体を気遣い無理矢理中止させた
5回目  暴風のせいで失敗
失明
6回目  成功

簡単にまとめると、ここまでして日本に渡ってきました。
そして 仏教以外にお香の原料にもなる薬草も伝えて下さりました。
鑑真和上の渡来時の持参品品目に沈香・麝香・甘松香・安息香・甲香などの
生薬が含まれています。
これらの生薬を調合するお香の技術「合香の術(ごうこうのじゅつ)」を日本に伝えて下さりました。
日本に初めてお香の調合技術が伝わった瞬間です。

もともとお香の調合術はインドから中国へ渡り 中国で爆発的に発展しました。
この技術がこの時日本にも伝わり 日本独自の和の香りの文化として発展しました。
そして、中国では文化革命によりそれらの技術が失われてしまいました。
なので現在お香の技術が最も栄えているのは日本となります。
海外の方々はそれを知っているので、日本にお香を求めてきますが
肝心の日本ではほとんど知られていません。

 

岩佐喜雲

お香(匂い袋 文香 練香 塗香)の講習(香川県高松市丸亀町10ー3)
お香のワークショップ、お香講習、特注お香制作、お仏壇、お位牌、寺院仏具の岩佐佛喜堂

岩佐佛喜堂本店 香りの講習会
仏壇仏具の岩佐佛喜堂
流川香ショッピングサイト

 

 

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