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和の心 No88  生命(いのち)の旅は終わらない 

陶彩画の草場一壽さんの絵本

こんにちは。
先日の「和合友の会 和の道」で講師としてお越しいただきました、陶彩画の草場一壽(くさばかずひさ)さんの絵本「いのちのまつり 「ヌチヌグスージ」より。

ありがとうを世界中に
Arigato all over the World

 

いのちをありがとう~

「ねえ、おばあさん、ほくのご先祖さまって何人いるの?」
「そうだね~・・・・」
コウちゃんは、指をおって数えてみることにしました。
「ぼくにいのちをくれた人、2人」
「お父さんとお母さんにいのちをくれた人、4人」
「おじいちゃんとおばあちゃんにいのちをくれた人、8人」
「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんにいのちをくれた人、16人」
「そのまた上に、32人」
「そのまた上に・・・・」
「もう数えきれないよ」
「ぼくのご先祖さまって、1000人ぐらい?」
「もっともっと、いるさぁ~ね」
「じゃあ、100万人ぐらい」

「どうだろうねぇ~。ずっとずっと宇宙のはじまりから、いのちはつづいてきたからねぇ」
「オバアにわかるのは、数えきれないご先祖さまが誰ひとり欠けても、ぼうやは生まれてこなかった、ということさぁ~。だから、ぼうやのいのちは、ご先祖さまのいのちでもあるわけさぁ~ね」
「なんだか、ぼく、不思議な気持ちがしてきたよ。」
「ぼうやも、大きくなって結婚して、子どもがうまれるさぁ~ね。また、その子どもが大きくなって、結婚して子どもが生まれる。いのちは目に見えないけれど、ずっとずっと、つながって行くのさぁ~」
「へえー、ぼくのいのちってすごいんだね」
「いのちをありがとう~!」

(文:絵本「いのちのまつり」より・草場一壽さん著/HP
(イラスト:平安座資尚(へいあんざもとなお)さん)

 

 

ありがとうございます

この草場さんの「いのちのまつり」は、小学校「道徳」の副読本に全面採用されました。
全国の教育現場から、今いちばん望まれている「いのちの絵本」です。
ご先祖さまの誰一人が欠けても、今の自分はいないのです。
「ヌチヌグスージ」とは、沖縄の方言で”いのちのお祝い、いのちのお祭り”という意味です。
始まりも終わりもない悠久の時の流れのなか、広大無辺な生命のつながりが今ここにあります。
自分自身が奇跡の存在であること、与えられた生命を光り輝きながら共に生きぬくことが、「ヌチヌグスージ=いのちのまつり」であるという想いを絵本に込まれました。
「いのちのまつり」日本はもちろん、世界中で読まれますように。
自分の生命はもちろん、両親、ご先祖さまに感謝して、悲しいニュースが流れませんように。
笑顔あふれる楽しい毎日がおくれる地球になりますように。

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.

#ありがとうを世界中に
#ArigatoAllOverTheWorld

 

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