二條さま 古事記のお話しの2 第七話の2
古事記と持統天皇
この古事記という書物は、誰に捧げられた歴史書かご存知ですか?
これは一番最初に書いてあるのですけれど、持統天皇という女の天皇様、女帝に捧げられたのですよ。
その女帝の持統天皇は、早く読みたくて早く読みたくて、「太安万侶」という人に、「早く出せ、早く出せ。」と言う。
同じ時期に日本書紀というものが書かれているのですが、日本書紀は25年かかります。
でも、古事記は2年しかかかっていないのです。
これは何故かというと、持統天皇が「早く出せ。」と言ったから、こんなに早くなったのです。
女の人って我慢利かないですね。
そして、この古事記というのは、「太安万侶」という人が編纂しただけで、実は喋っているのは「稗田阿礼」という女の人なのです。
したがって、女の人に繋がって来た歴史書なのだという事なのです。
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男子は手を汚すのが嫌い
最初に出て来るこの四代の神様の中の「ウヒヂニ」、「スヒヂニ」という神様がいます。
この「ウヒヂニ」・「スヒヂニ」というのは、「泥」だと思ったらいいです。
女の人、女の子達と言った方がいいかもしれません。
女性の皆様、どうして男の子達って泥だらけになるんだろうと思った事はないですか?
男の子達はすごく泥遊びが好き、そう思っていませんか?
好きな訳じゃないのです。
知らない間に汚れているだけなのですよ。
勿論、好きな子は水たまりの中にジャバンと入って泥だらけになっている子もいますが、あれは、男の子達の中でも「変な奴だな」という奴です。
知らない間に野山を駆けずりまわっているから泥だらけになっているだけなのですよ。
実際は触りたくありません。
実は、男の人は、手を汚すのが嫌いなのです。
これは色々な意味でです。
男子は手を汚すのが嫌いだから、実は泥を触るのは嫌いです。
したがって、田植えを出来ません。
田植えが好きな人はいいですが、あそこにヒルがいるかと思うとゾッとしますでしょう。
田植え前の田んぼに入った事のある方は、男性は少ないですよね。
裸足で入る事になるのですが、入りますと、泥が足の指にギューッと上がって来るのです。
そのくらいホワホワなのです。
実は男子は絶対に嫌です。
だから、田植えは絶対的に女性の仕事なのです。
今は男の人もやりますけれど、あれは女の人しかやらないのですよ。
何故かというと、手が泥だらけになるのが嫌だからです。
男子は誰も「うん、うん。」と言いません。
「そんな事ないけど。」と思っていると思います。
でも、女の人に聞いて下さい。
女の人は、男の人は絶対に手を汚したくないというのは、「ああ、そうですね。」と思っていますから。
泥というのは融通無碍
男は手を汚したくないから泥を見るだけなのです。
ところが、女性は泥を持って色んなものを作ります。
まず一番最初にするのは、ままごとです。
泥で食事の真似をするのですよ。
男子には出来ません。
そんな気持ち悪い黒いものは触れません。
また、男子から言わせて貰います。
私は男性と女性が半分だからよくわかりますが、どうしてその泥団子をカレーと言えるのだ、と。
ところが、女の人はあれをカレーに見立てる事が出来るのですよ。
むしろ、あれをカレーに見立てられたら、私達は違うものを想像してしまいます。
カレーをそっちに振らないでくれと思いますよね。
男性って、潔癖なのですよ。
だから、女性のように融通無碍(ゆうずうむげ)ではないのです。
泥から何かを想像するという事は出来ないのですよ。
だから私は、神様が泥田から人間の形を作って最初の男の子を作ったという、ヤホバの話、あれは作ったのはきっと女の神様だなと思っているのです。
あれは男性神だと言っているのだから、こんな事を言ってしまうとキリスト教の人に叱られてしまうかもしれないけれど、泥で人形が出来るのは、男性に一人もいません。
むしろ、泥で人形を作るくらいなら木で人形を作ります。
でも、女の子達は泥で人形が出来るのです。
そして、この泥というのが融通無碍なのですよ。
色んな形を作る事が出来る。
例えば、器。
家もそうですね。西洋はそれでブロックを作って家を作ります。
山も、泥を集めて山にして、それを乾かして何かにしますね。お墓もそうですね。
女性から言えば、お化粧パック。
泥で出来るものを想像しても、男の人達は乏しいアイディアしか出ないわけです。
女の人達は、あれも出来るじゃない、これも出来るじゃない。
人形も出来るじゃない、もっと保管する所も出来るじゃない、と沢山想像出来てしまうわけです。
ここが、国を造る時に、まず一番最初にハマってしまうツボなのです。
日本は最初、泥から始まった
日本という国は、泥を扱った女性達を最初に集めたというところで成功したのです。
成功しない国もあったのですよ。
最初から男の人達だけでやっている国。
これは、200年ともたない。
殷周秦前漢後漢三国晋という中国の歴史の順番があります。
女性が関わっている国は、大体400年~500年くらいもつ。
ところが、秦?晋?(しん)をご覧なさい。37年しかもたない。
女の人一人も関わっていなのです。
泥から始まってない、戦いから始まっているのです。
ところが日本は、最初、泥から始まった。
というのがここに書かれてるという事なのです。
それも、女性の泥遊びから始まっているのです。
男性は、葉っぱの上にお餅が乗っていてもお肉が乗っていても、食べられるのですよ。
「まあ、それでいいや。」と思ってしまうのです。
ですが、女性はそれでは嫌なのです。
同じ葉っぱを使いたくないのです。
では、どうしたかというと、色んな葉っぱを集めて来た。
色んな葉っぱを集めて来ると、葉っぱの形がわかる。
葉っぱの形がわかったら、それを泥で作ってみようとする。
焼いてみた。
器になった。
こうやって、まず一番最初の国の基である土器を作る仲間というのが出来るのです。
ですが、ここは悔しいところですよね。
土器を作り始めたのは女子なのに、やり始めると、少しだけ男の方が大きいものを作れるようになって来る。
あと、本当の事を言いますと、女子はあまりこだわりません。
ところが男性はディテールを気にするようになるのです。
最初は壺を作っていて、それもすごく良かった。
ところが男子はそこにミミズみたいなものを付けるようになった。
知らない間に火焔土器みたいなものが出来てしまうわけです。
女子は正直言ってそれは要りません。
あれを洗うと思ったらゾッとするでしょう。
そんなもの要らないのですよ。
男子は洗う事を考えませんから、土をひねれば新しく出来てしまうのだから、もう一回作ればいいじゃないかと思うのです。
最初に女性達が始めてやっていた泥んこ遊びを、だんだんと男の子がやるようになると、ディテールが良くなっていく。
ディテールが良いものを作る奴が少し格好良く見え始めるのですよ。
これを最近、「推し」と言います。
ありがとうございます
女子から「推し」を取ったら、もう何も残りません。
女子から「推し」を抜いたら、もう生きていけません。
これは、大小に関わらず、必ず「推し」があります。
その中にあって、泥を扱っていた時に、男の人に「推し」が出来るのですよ。
これを「ツノ」と言います。
「ツノグイ」と言うのですが、「推し」を応援しようという話になって来るのですよ。
そして、「推し」を応援するようになると、何が始まるか。
ヒエラルキーが出来るのです。
男性の社会というのは、ヒエラルキー社会だと思っているかもしれませんが、実は違うの
です。
男性は、どうだっていいのです。
自分がトップになればいいのです。
その間の階層はどうでもいいのですよ。
でも、女性は違います。
ヒエラルキーというのは、女性がつけているのです。
男子達は分からないかもしれません。
私達オカマの世界や女性の世界は、集団を作ったら、話がザーッとした段階で、別にそこで強さとか何にも関係ないのに、しっかりヒエラルキーが出来ます。
この人には逆らってはいけないという人が、必ず出るのです。
別にその人がリーダーシップをとっている訳ではなく、女性同士だと、「この人がトップ」というのが分かってしまうらしいですよね。
私達オカマもそうです。
大体の場合、何故か知りませんけど、私達のチームだと私が一番上になります。
女の人は、集まり始めて「推し」を一つ追いかけ始めると、そこにヒエラルキーを作ります。
ヒエラルキーというのは、ピラミッドである訳だけれども、役割分担と言ったらいいでしょうか。
はい、続きはまた明日。
お楽しみに!
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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