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なぜ? 「紅葉狩り」は「狩り」というの?

先週は秋らしく日でしたが、先日は暖かくなり、そして今日はとっても寒い。
んー、きもの、もちろん袷の時期ですが、暑い日が多かったので羽織はまだ薄物だったり。
この週末は袷をちゃんとださなければ。

この時期の暑い、寒いは私のとってもとても気になること。
それは浄住寺の紅葉がいつごろになるかと悩んでしまうから。
この時期からキュッと冷え込んでいくと、もみじはとってもきれいに紅葉します。
暖かかったり寒かったりでは、紅葉も「赤くなっていいの、えっ、まだ・・・」って悩んでしまいますね。
去年の浄住寺は11月の最後から12月の初めに紅葉しました。
さて、お客さまに「〇〇日ごろが見頃です」と、いつにしたらいいのやら。

今日はその紅葉に関すること、「なぜ?紅葉狩り」と「狩り」というのでしょうね。

 

「狩り」とは

 

そもそも、「狩り」のイメージは食べるために狩るというイメージではないでしょうか。

もちろん、昔し昔し、狩りといえば山や野原で鳥や獣を捕まえることから始まり、「鷹狩り」や「鹿狩り」、そして薬草を採る「薬草狩り」など生きていくために行ってきました。

しかし、ここから日本人らしいのですが、「狩り」に山や野に行くと人々は自然の美しさに目覚め、いつしか景色を楽しみに山野に入るようになっていきました。

その結果、紅葉を鑑賞するために山野に入り「紅葉狩り」といわれるようになりました。

このように、「狩り」はそもそも、「何かを求めて山野に入ること」を意味していたのですが、いつしか、草花を愛でる意味にも使われるようになりました。

なるほど!

 

平安貴族は

 

「紅葉狩り」という言葉は、1200年以上も前の万葉集に見ることができます。

昔は、春の花見を「桜狩り」などといっていたそうです。

実際に古語辞典にも「狩り」とは、「求めてとったり、鑑賞したりすること」と載っているので、昔はよく使われたのでしょうね。

 

「狩り」という行為が草花を愛でる意味になった理由として、狩猟をしいない貴族が登場し自然を愛することを例えたとする説もあります。

平安時代の貴族は、邸宅内に桜や藤などを植えて愛でていました。

当時、紅葉は主に渓谷に自生しているだけで珍しい存在だったそうです。

だから、はるばる「狩り」にいったのですが、昔の貴族にとって歩くことは下品な行為とされていました(何ということ!)。

そこで、狩にたとえた雅な言葉あそびを語源とする説もあるそうです。

狩りと見立てて、野山を満喫したのでしょう。

ちなみに、光源氏が建てた六条院の秋の町には、すでに紅葉も植えられていたとか。

さすが!

 

 

「狩り」は、自然というなかで自らが何かを探し求めるという意味に発展しました。

草木を眺めたり、鑑賞したりする場合にも使われるようになりました。

いつの時代にも心優しい人たちがいらっしゃったのです。

そういえば「イチゴ狩り」「ぶどう狩り」といいます、これは食べるための行為です。

もうひとつ「蛍狩り」は、闇のなかで微かな光を放ちながら飛び舞う姿を愛でる心優しい「狩り」ですね。
さて、今年の浄住寺はいつごろ紅葉するでしょうか。

自然を愛し、日本の四季の素晴らしさを実感できる「紅葉狩り」。

浄住寺情報はこちらから報告しますので、是非とも真っ赤なトンネルができたときにおこしください。

お待ちしております。

 

今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

紅葉を一緒に楽しみましょうね。

参考
今日は秋分 なぜ秋を「あき」というのでしょうね?
紅葉の季節がやってきた!紅葉を楽しむためのおすすめ方法10選
秋色 あなたはどんな色?

 

 

 

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