2021年卯月(うづき)紫式部を先生に迎えて
気になる平安時代
こんにちは。
京都に居を構えて片付けなどのバタバタからやっと落ち着いてきました。
その間にも大切な方々へのご挨拶も(まだ伺えてない方には申し訳ございません)。
ご挨拶のの中でとても気になることが二つ。
1.山科さまの源鳳院へ伺った時。
江戸時代の御所周りのお公家さんのお家の図面が。
葉室家のお家もありました。
改めて葉室は京都の人間だったんだなと。
それにしては京都のこと知らないことばかり。
もちろん平安時代のお公家さんのことなど何も知らない。
2.もう一つは廬山寺にご挨拶に行ったとき。
廬山寺は紫式部の邸宅跡としてしられています。
彼女はこの邸宅で育ち結婚生活を送り一人娘の賢子を産みました。
旦那さんは藤原宣孝、なんとわたしのご先祖様なのです。
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紫式部に聞きました
誰か平安時代のことをいろいろと教えてくれないかなと思っていたら、紫式部と出会いました。
そして図々しく紫式部に
「申し訳ないけど平安時代のこといろいろと教えて。」と懇願すると
ぽっちゃり顔(平安時代の美形はぽっちゃり顔です)が笑顔で「いいわよ」って。
「まじ!やった~!」
「あ、ごめんなさい平安の時代に「まじ」なんて言葉ないですよね失礼しました。」
「とんでもない。「まじ」という言葉はありましたよ、竹取物語にも「えとどむまじければ、たださし仰ぎて泣きをり」([訳] (おばあさんはかぐや姫を)引きとどめることができそうにないので、ただ仰ぎ見て泣いている)とあるのよ。…ないだろう。…ないにちがいない、って意味ね。今とはちょっと使い方は違うけどね。」
「そうなんだ、ありがとうございます。」
ということで紫式部からいろいろなことを教えてもらいます。
皆さまも教えてもらいたいことありましたらご連絡ください。
先ずは何から教えてもらおうかな。
紫式部の自己紹介
それでは先ず「紫式部って本名なの?」
「私の本名は藤原香子(かおりこ/たかこ)よ。」(決定的な資料はありませんが、角田文衛という人の学術論文が根拠になっています)
「どうして本名で名のらないの?」
「平安時代はね家系図などにも女性の名前は書かないで「女子」などと書くことが一般的なの。高貴な女性を除いて名前は残りにくいの。」
「また名前は(苗字ではなく下の名前)古来より「諱(いみな)」と呼ばれていて漢字を変えると「忌み名」、つまり下の名前を出すことは憚(はばか)られていたので下の名前を隠しているの。だから代わりに「通称」や「役職名」で呼ばれるのよ。」
「ではどうして紫式部という名前がついたの?」
この時代、紫式部や清少納言たちの名前はは女房名(にょうぼな)と呼ばれ、宮廷に出仕し天皇の奥方にお仕えする女房といわれる職に就いていました。
今でいうとあだ名みたいなものでしょうか。
この女房名は姓の一文字と近親者の官位でつけられることが一般的でした。
「私の姓は「藤原」、父の官位が「式部」なので「藤式部(とうしきぶ)」かと思ってのだけど、「とうしきぶ」って言いにくいでしょ。なので藤の代わりに私が書いた源氏物語に出てくる「紫の上」という女性の「紫」を藤の代わりにつけて「紫式部」という女房名になったのよ。」
「現代でも紫式部で通っているでしょ。ペンネームみたいでとってもうれしいは。」
「この時代は呪い(呪詛)が怖いから特に女の人は名のらなかったのよ」
ありがとうございます
紫式部の旦那さんは藤原宣孝。
藤原宣孝さんは葉室のご先祖さまなんです。
なので紫式部も葉室の一門かな。
葉室の家系図にもちゃんと載っています。
なので私がとっても気なる方。
いつか大河ドラマで「紫式部」ってやらないかな。
紫式部が書かれた「源氏物語」は、平安時代中期に書かれた日本最古の長編小説。
当時は物語の作者が署名するという習慣がないので、紫式部が作者であるという決定的な物証は実はありません。
しかし、紫式部日記に書かれていることから作者であることはほぼ間違いないようです。
また、英訳本が出版された20世紀の初め、世界中の人々が驚かれたのは11世紀の初めに女性が長編小説を書いたということなのです。
いわれてみればなるほどですね。
平安時代、1000年を過ぎたころに書かれた小説。
これだけの教養のある女性がこの時代にいることがすてきです。
改めて紫式部をもっともっと探ってみたいです。
今日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
参考
学研全訳口語辞典
日本の白歴史
紫式部写真
土佐光起画、石山寺蔵
この星が笑顔あふれる毎日となりますように。
Hope there will be a smile everywhere, every day.
これからの子供たちに幸せな世の中となりますように
Wish the world will be full of happiness with children.
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