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大祓詞(おおはらえのことば)現代語に訳すと 前段

 

大祓詞(おおはらえのことば)ご存知ですか。

昨日書きました、古事記と共に私が日本人なら知っておいてほしい古よりの一つです。

神社で6月の「夏越の祓い」と12月の「大晦日の大祓い」、それ以外にもお祭りの時などに唱えられている言葉です。

大祓詞は、古くは「中臣祓詞」といわれ、奈良時代以前から存在し、千二百年以上の歴史をもつ古い祝詞の一つです。

 

大祓詞、聞いたことはあるけど・・・なんて語られてるのだろうと思いませんか。

神社新報社さんから「親子で読む 大祓詞物語」がでてました。

さて、「高天原に神留(かみづま)り坐(ま)す」から始まる大祓詞、このように語られているのです。

 

遠い遠い昔の、神さまと人間のお話です。

高い空の上、高天原(たかまのはら)という天上の世界に、神さまたちが住んでいました。

地上にも、別の神さまたちが、人間と一緒に住んでいました。

ある日、天上に住んでいる、カムロギという男の神さまと、カムロミという女の神さまが、地上の様子を見て、おおぜいの神さまに集まってもらい、こう言いました。

「あの地上にある日本という国を平和に暮らせる立派な国につくりあげてくれ」

そう言われたものの、地上に住む神さまたちの中には、不満ばかりを口にして反対する神さまや、不平ばかり言って乱暴する神さまもいて、天上の神さまたちは「困った困った。どうすれば立派でいい国をつくることができるだろうか」と悩みながら、みんなで何度も話し合いました。

やがて、その願いが通じたのか、反対していた神さまも、ようやく「ごめんなさい、ぼくたちが間違っていました。一緒にいい国をつくりましょう」と言って、協力してくれるようになりました。

するとどうでしょう、反対していた神さまばかりでなく、石や木や、葉っぱまでもが「そうだ、そうだ」と賛成するではありませんか。

さわがしかった日本の国はすっかり静かになり、安心して暮らせる平和な国になったのです。

そこで、カムロギ・カムロミの子孫であるスメミマという神さまは、高天原の天上の世界を出発され、穏やかになった日本の国に向けて、雲をかき分け、押し分けて、地上に降りてきました。

スメミマは、お願いされたことを実現するために、まず大きな家を建て、そして、日本の国をもっと立派にしようと、さらに努力します。

---以下後半続く---
(発行:神社新報社・文:吉村政徳・絵:深田泰介)

 

和の心 20170111 大祓3

 

大祓詞の前段は、葦原の中つ国(日本)平定から天孫降臨し、天孫が日本を治めることになるまでの内容が語られています。

大祓詞は、約九百の文字から出来ています。

「般若心経」は二百七十六文字ですから、約三倍の字数です。

誰が作ったものか明らかではありません。

民族全体の信仰の詞として生まれました。

つまり神道に教祖や経典がないように、大祓詞も特定の個人が創りだしたものではなく、日本民族全体の中で自然に出来上がったものであることを意味しているのです。

神社に行くと「神拝詞」という大祓詞が書かれたものがあります。

是非とも一度は手に取り、朝夕に唱えてみてはいかがですか。

きっと穢れが祓われることと思います。

 

 

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